1 2 Q ネ タ




イベリコ豚カツサンドパン三大珍味のせを一口食べると
黒子は誰もが驚くくらいに幸せそうな顔をしていた。
それには火神も驚いた。
そして、ふと気付き火神は黒子を呼んだ。


「オイ」
「なんで、す!?」


火神は黒子が振り向いた此方を見た瞬間に
構えていた携帯カメラのシャッターを押した。


「……何してるんです」
「気にするな」


撮った画像を確認すると幸せそうな顔で此方を見ている。
これは成功だろう。
火神は手早くメールを作成するとその画像を添付して送信ボタンを押した。
メールの相手も、同じく昼食の時間だろうし
直ぐに確認することが出来るだろう。

「…火神くん」
「うぉ!」


そんなことをぼんやり考えていた所為で
黒子が目の前に居るのに気付かず
知らぬ間に奪われたのだろう
しっかりと火神の携帯は黒子の手の中にあった。


「…なんで火神くんが黄瀬くんにメールするんですか」
「別に良いだろ」


黒子がパチパチと操作している様子を見ると
メールも画像も削除されてしまっているのだろう。
しかし、黄瀬から再度画像を送って貰えば良いかと考えながら
火神は買ってきたスーパーロングBLTを口に含んだ。






おまけ
同じく屋上で昼食を取る黄瀬は
ポケットで震えてる携帯を開くとフリーズした。
笠松は不審に思い、声を掛けるが黄瀬から反応はなく
しばらく様子を見ていると突然立ち上がった。



「!!!!!!火神っち最高ーっス!!!」



「ウルセーぞ!!」
「アイタッ」















黒子を愛でる会の2人…笑。